弘前大学基金の実績(令和2年度)
〇 基金による主な実施事業
100円昼食弁当・夕食等の実施
コロナ禍における学生の健康維持と経済的不安の解消を図るため、学生食堂等において1食450円相当の昼食弁当・夕食を「100円」という超低価格で提供しました。また、「100円夕食」等は、通常の弘前大学基金への皆様からの支援に加え、クラウドファンディングによる資金調達を行い実施しました。
・100円夕食 102日間 35,017食
・100円昼食 34日間 7,300食
・100円朝食 22日間 1,540食
・10円軽食 19日間 1,682食
【学生からの声】
〇仕送りがないので奨学金とバイトの収入だけでやりくりしてました。コロナの影響でバイト先が休業になり、これからどう生活しようか悩んでいたときにこの事業が始まって本当助かりました。感謝してもしきれません。ありがとうございます。(教育学部 2年)
〇コロナ禍でも変わらず続く研究生活の中で、外食に行くこともできず少しずつ気持ちが暗くなっていたように思います。そんなときに、100円で昼食や夕食が食べられるという話を聞いて、友達と小躍りするほど喜んだのを覚えています。その後のクラウドファンディングでも多くの方がご支援くださったと聞いて感謝の気持ちでいっぱいです。コロナ禍では大人数でご飯を食べることもできず一人の時間が増えましたが、いつもたくさんの方々に支えられているということを忘れずに残りの学生生活や研究も全力で頑張っていきたいと思います。(農学生命科学部 4年)
【その他にも多くの学生から感謝の声が寄せられております】
「プレミアムお食事券」の発行
学生の食事支援と地元飲食店の活性化を目的とし、市内飲食店で利用できる5,000円分の食事券を本学学生に2,000円で販売する「プレミアムお食事券」プロジェクトを実施しました。食事券は3,000セット用意し、差額3,000円のうち2,000円は弘前大学基金を活用し、1,000円は弘前商工会議所が地元自治体の補助金を活用して支援を行いました。
地元産品を活用した学生に対する食支援
新型コロナウイルス感染症の影響下で経済的に苦しむ学生に対して、包括連携協定を締結している青森県内13市町村の地元産品を活用した食支援を実施しました。各市町村の地元産品を学生に提供する「地元産品のパッケージ(箱詰め)による提供」と「学生食堂を通じた提供」の2つの方法で行いました。
弘前大学生活支援奨学金(緊急貸与)
新型コロナウイルスに関係する様々な要因により経済的に困窮した学生に対し、貸与額の上限や貸与回数の上限を撤廃し経済支援を行いました。日本学生支援機構の奨学金が停止となった学生や、アルバイト収入が得られなくなった学生へ、生活費および学費等の支援を行いました。
トヨペット未来の青森県応援事業
弘前大学基金「トヨペット未来の青森県応援事業(奨学金)」を実施しました。青森県出身で青森県内に就職を希望し、成績優秀かつ経済的な支援を要する4名の学生に対し、給付型の奨学金を支給しました。
その他
・学内ワークスタディ支援
・外国人留学生への住居支援
・野田村支援交流活動 など
〇 受入実績
古本募金
書籍(CD・DVD等を含む)をお送りいただき、その売却代金をご寄附いただくことにより「弘前大学基金」として役立てる取組みです。
遺贈
現在ご所有の資産の一部を、将来、弘前大学に遺贈(遺言による寄附)できる体制を整備しております。大学にご寄附いただいた財産について相続税はかかりません。