弘前大学基金

弘前大学基金の実績(平成28年度)を掲載しました

弘前大学基金の実績(平成28年度)

 本学は、地域活性化の中核的拠点としての姿を確固たるものとし、イノベーションの創出と人材育成を通じて本学の活動成果を地域社会へ還元することを目指し、地域を志向した大学改革を進めています。
 これら大学改革には、財政基盤の充実強化が不可欠であり、自主財源の確保にも力を注ぐことが重要であると考え、平成27年7月に「弘前大学基金」を創設しました。
 その後1年半が経過し、皆様からの暖かいご支援により、寄附総額は約5,000万円に上りました。本基金の趣旨に対して、深い理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げるとともに、実績について報告いたします。
 なお、本基金に寄せられた寄附金については、平成28年11月より学生支援、教育研究活動等の支援を開始し、今後ますます事業を拡大していく予定ですので、今後とも変わらぬご支援のほどをよろしくお願いいたします。

 

〇 寄附目的別 受入実績

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〇 基金による主な実施事業  ※平成28年度総執行額 1,705,226円

卓越した学生への授業料の免除
 各学部等の卓越した学生(成績が優秀な学生)に対して後期分授業料を支援しました。これにより卓越した学生と認められた11人全員に後期分授業料の全額を免除することができました。当該学生の学修意欲の更なる向上が期待されます。

りんご生産に係るシンポジウムの開催
 りんご生産における深刻な問題となる人手不足の解決策のひとつとしてドイツで既に利用されている果樹収穫用機械の導入について、青森県内での先駆的な利用例を紹介するなど、りんご生産に携わる関係者や自治体関係者らと研究成果を共有しました。
 シンポジウムでは東北農業研究センター上級研究員、本学准教授、ドイツの行政事務員による報告の後、白神アグリサービス取締役らを加え活発な討議が行われました。

海外留学派遣促進事業
 文部科学省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」に採択された本学、岩手大学、秋田大学の学生による成果報告会開催の支援を行いました。
 報告会終了後にはミーティング形式による情報交換会の場を設けることで、学生同士の活発な情報交換が行われ、将来留学を希望する学生の参考となるとともに、北東北3大学の学生ネットワークを広げることができました。ilovepdf_com

災害支援・交流ボランティア派遣事業
 台風による被災地において、弘前市等と連携し、緊急救援活動を複数回に亘り行いました。
 参加した市民・学生は、被災地の現状や被害の悲惨さを知るとともに、防災意識が高まるなどの教育効果を得ることもできました。新規 Microsoft Word 文書-001

〇 学生からの声

人文社会科学部 3年 Mさん
 この度は、平成28年度 成績優秀学生として選出していただき、大変うれしく思っております。ならびに、平成28年度 後期授業料免除をしていただきましたことについて、御礼を申し上げます。
 私は2014年に弘前大学 人文学部 経済経営課程に入学いたしました。2年次からは経営学コースに所属し、かねてより興味があった経営学をより専門的に学んでまいりました。これまでの大学生活を通して、私は多くの学びと成長を得ることができたと感じています。3年次にはゼミナールに所属し、それまでに学んできた経営学の知識を基にして、企業の経営活動に関わる事例分析を行いました。また、同じく3年次にビジネスシミュレーションという実習を通して、ビジネスコンテストに参加する機会を得、実際に様々な企業に伺ってお話を聴き、ビジネスプランを作成するという経験ができました。
 これらの活動は、1、2年次で学んできた知識を「研究面・実践面で活用すること」につながるものです。ただ単に知識を暗記してしまえばいいのではなく、いかに分析の枠組みとして活用していくか、実際にビジネスを成立させるためにどのような考え方を用いるか。このような「ツールとしての知識」であることに経営学の意義があると実感しています。
 多くの試行錯誤や反省もありましたが、その分実り多い経験をすることができました。このように、一年間学業に集中することができたのも、授業料免除をしていただいたところが大きいと感じております。
 ゼミや実習を通して、私は「考える力」「人に伝える力」「行動する力」が向上したと感じています。これらは今後社会に出た後にも必要とされる力であり、大学生活で得た学びをこれからも生かしていきたいと考えております。

医学部保健学科 3年 Tさん
 この度は、弘前大学基金奨学生に採用して頂きましたこと、心より御礼申し上げます。私は医学部保健学科に所属し、臨床検査技師の資格を取得するため日々勉学に励んでおります。
 春からは最終学年となり、授業主体から卒業研究主体の学生生活へと変わりました。自らの研究内容について能動的に学び、考える姿勢が求められるため、講義とは違う難しさを感じていますが、3年間で培った知識を活かしながら日々研究に取り組んでいます。充実した学生生活を送ることができる環境に感謝しつつ、今後は就職活動や国家試験合格に向けた勉強にますます精進する所存です。
末筆ながら、ご寄附いただきました皆様の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

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